不動産屋を選ぶ前に確認したい　事業用物件に強い不動産会社の特徴とは

意外と知られていない、不動産屋の“得意分野”

不動産業界に「宅地建物取引業免許」を持っていれば、基本的には賃貸も売買も、住宅も店舗も、なんでも取り扱うことができます。

でも実は――
どんな不動産会社にも「得意・不得意」があるのをご存知でしょうか？

お医者さんが内科、外科、耳鼻科など、専門分野で活躍しているように。不動産会社も、得意分野がそれぞれに違うのです。

街の不動産屋さん＝住宅が得意

ほとんどの不動産会社は、いわゆる「住宅系」をメインにしています。

学生時代の部屋探しや、家族での引っ越しなどでお世話になった方も多いと思います。こういった街の不動産屋さんは、駅近の好立地にお店を構えていたり、カフェのようにおしゃれな内装だったりすることが多いですよね。

こうした会社は、親切で丁寧な対応が求められる、個人のお客様向けの住宅を中心に扱っています。

ただし、住宅に特化している会社は、店舗物件の情報をあまり持っていないことがほとんどです。

というのも、事業用物件は住宅とは違い、「借り手が見つかりにくい」「契約や管理が難しい」といった理由で、そもそも積極的に取り扱わない会社が多いのです。

事業用不動産を扱う会社は、ちょっと異質

テナントや事業用物件を専門にする会社は、法人営業が主体になります。対応する相手は、個人のお客様ではなく、企業や経営者。

そのため、求められる知識も異なります。建築や法規、税制、経済情勢、出店計画に関する感覚など、かなり専門的な対応が必要です。

そして、こうした不動産会社は、意外な場所にひっそりとオフィスを構えていることが多いんです。
駅前でもなく、ビルの一角や住宅街の中だったりするため、普段の生活の中ではなかなか目に触れません。

気づかないだけで、実は“隠れたプロフェッショナル”がそこにいたりします。

事業用物件の中でも「さらに専門性」が分かれる

ひとくちにテナントと言っても、飲食、美容、医療、倉庫、工場、ロードサイド型の店舗など、実にさまざま。

会社によって「飲食専門」「ロードサイドに強い」「工場・倉庫が得意」など、さらに専門分野が分かれてきます。

オーナー様がこうした情報を調べ尽くすのは大変です。
すべてを把握するのではなく、「その不動産屋が、事業用の取引に慣れているか」どうかを判断基準にするだけでも十分です。

なぜ地元の不動産会社に情報が集まるのか？

店舗物件には、住宅とは異なる「独特の情報事情」があります。

たとえば、飲食店や美容室の退去が決まっても、「閉店する」と公にしたがらない事業者は多いです。

理由はシンプル。
・従業員に不安を与えたくない
・売上が落ちる
・信用を失う可能性がある
といった影響があるため、情報をオープンにしたがらないのです。

そんな中で大家さんは、なるべく早く次のテナントを見つけたい。

となると、「こっそり募集できる」「企業とのパイプがある」「信頼して任せられる」――
そんな条件を満たす地元密着の不動産会社に声がかかるのです。

特に、企業や店舗経営者と多く繋がりのある不動産屋には、未公開の物件情報が集まりやすいのです。

良い借り手に出会いたい大家さんへ

借主によっては、同じ店舗でも人気店になることもあれば、まったくうまくいかない場合もあります。

そのため、貸し手である大家さんとしては、「なるべく良い企業に借りてほしい」と考えるのは当然です。

でも、インターネットで広く募集をかけてしまうと、どんな相手が問い合わせしてくるかわかりません。

だからこそ、「しっかりと相談できる窓口を介して、自分の意向に合った相手に貸したい」と考える大家さんが多いのです。

京都市ならではの事情もある

京都市で店舗を探すとき、気をつけたいのが地域ごとのルール。

伝統的建造物群の保存地区、景観条例、用途地域による制限――
不動産会社でさえ調べるのに時間がかかるような細かい規制がたくさんあります。

こうした情報も、日頃から地域に密着している不動産会社であれば、リアルタイムで把握しており、的確なアドバイスが可能です。

テナントの相談は、京都・左京区の「株式会社プライオリティ」へ

京都市でテナント物件をお探しなら――
左京区を拠点に、事業用不動産を多数扱っている「株式会社プライオリティ」へぜひご相談ください。

飲食店、美容サロン、物販店舗、オフィス、店舗付き住宅など、幅広い分野で実績があります。
募集・契約だけでなく、入居後の管理までトータルにサポートできる体制があります。

地元の大家さんから、全国の企業まで。
小さな1戸から、大規模なテナントビルまで。

オーナー様にも借主様にも安心していただけるよう、
「京都に強い地元の不動産会社」として、日々きめ細やかな対応を大切にしています。