田井5号線の道路拡張計画

工業専用地域で売土地として依頼された事業用地を、オーナーと相談の上貸地としても同時に募集にかけて、最終的に貸地で借手を見つけることができました。

ここは久御山町道として道路拡張計画が予定されています。

道路に面した土地一部を久御山町の所有にうつすため、すでに測量と分筆登記が進んでいて、借主にはこれから先に予定されるセットバック工事に協力してもらうことになります。

自治体が絡むことなので、境界線などでわかりにくいことはなく、敷地後退で使えない範囲の認識などはスムーズに借主と打ち合わせすることができました。

契約開始日を迎え、無事引渡しができてよかったです。

最初みたときは随分荒廃していた土地だったので、さすがにこれでは決まりにくいな、、、という印象がある土地でしたが、そこから追加で手を加えて塀の増設、フェンスの建設や残置物の撤去、砂利敷を施してもらい貸しやすくなりました。

協力してくれたオーナーに感謝です。

実は以前この土地を所有していた前オーナの時代は、半端ないゴミ屋敷。

誰も手がつけられず、また、そんな状態なので売りにだしても買い手がつかない、悪い意味で非常に有名な場所だったそうです。

今回のオーナーが思い切って購入して手をつけたことにより、道もきれいになりまわりの方も喜んでおられるそう。

購入した現オーナーは建設業者で自分でできる分、安く抑えられるということもありますが、以前の状態を見ると、想像以上の状態で正直よく購入したなと思いました。

前オーナー時代

数メートルにわたってゴミが積まれている劣悪環境です。

隣地の方は行政も片付けてくれないゴミが自身の敷地にせりだして侵入してくるのを止めるために、やむを得ず道路上にも一部バリケードをこしらえて自己防衛していたとのこと。

それも納得ですね。

私がこの土地に携わったときは、隣地にそのときの自作バリケードの跡が残っており、反対に道路の一部を不法占有しているように見えました。

隣地にややこしそうな人がいるかもしれないと思ってしまいましたが間違いで、かわいそうな被害者でした。

今はその道路上にあった自作バリケードも必要なくなり撤去されてなくなっています。

久御山町はオーナーT様のおかげでややこしい土地問題のひとつが片付きほっとしていることだと思います。

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