角地を好む理由とは?ロードサイド物件を探すテナントの考え方
京都市・向日市・長岡京市周辺でロードサイド物件を貸すお手伝いをしています。
本日は西京区の物件へ足をはこんできました。
テナントが普段どんな視点で物件や立地を探すか、貸主が知る機会は多くありません。
しかしテナントの需要や考えを勉強したい不動産オーナーは結構いらっしゃいます。
そこで、貸主向けにテナントのニーズやその理由を解説したいと思います。
今回はロードサイド物件の立地に関して「角地が好まれる件」を簡単に説明します。
店舗を評価するときによく使われる言葉で「視認性」があります。
なかでも交差点角地にあるロードサイド物件は視認性が高くニーズがあるといわれています。
例えばコンビニやドラッグストア、ガソリンスタンドなどは特に交差点角地を好む傾向があるでしょう。
その代表的な考え方は視認性にあります。
視認性がよくなると通行人や車両が来店する機会が多くなるといわれますが、図を使い説明すると以下のようになります。
前面道路が一方の場合は、アクセスは2方向に限られます。
しかし、交差点角地の場合は3方向以上で可能になります。
下記のような交差点は4方向から発見できて来店することができます。
交差点角地は多方面からのアクセスが可能になり来店機会がUPすると考えるのです。
マクドナルドや吉野家など、ファーストフード店も交差点角地の立地を狙って多く出店しています。
交差点角地でも、横断歩道のない場合や敷地へ入りにくい理由があるときは単純に考えることはできません。
しかし、テナントの角地に対する考え方の基礎として知っておくと良いと思います。
上図のように道路が一方の場合で、中央分離帯があれば反対車線からアクセスできません。
一方向のみに限られるので中央分離帯がある道路は業種によって敬遠されることがあります。
交差点角地が好まれる別の理由に、多くの交差点では信号機によって車両や人が減速停止するので来店機会に繋がりやすいと考えることがあります。
角地のなかでも、テナントが欲しがる角地中の角地。
人気角地があります。
それは、利用者にとって帰り道にある角地で交差点を過ぎた場所です。
道路の進行方向は「のぼり」と「くだり」があります。
のぼり車線と下り車線では、くだり車線のロードサイド物件が良いと考えられています。
「のぼり」は多くの場合で通勤先があるビジネス街、繁華街がある都市の中心部へ向かう方向です。
目的や用事を控える人は時間に余裕がありませんので、来店に繋がりにくいといわれます。
その反対でくだりにある物件は利用率があがると考えて、くだり車線のロードサイド立地が好まれます。
交差点を過ぎた場所が評価されるのは、信号の手前から店舗を認識できることと、車の速度が緩く店舗へ入りやすいからです。
交差点手前の角地は渋滞で店舗へ入りにくいことがあるのに加え、早く渋滞をぬけたいと思い先を急ぐ方が多くなります。
信号で引っかかることを嫌い、早く交差点を通過しようと意識せずアクセルを踏んだご経験もおありではないでしょうか。
帰り道で、交差点を過ぎた角地が好かれる理由です。
ロードサイド物件の立地に関して「角地が好まれる件」でした。
京都でロードサイド物件を貸すなら、株式会社プライオリティへご相談ください。
ではまた次回。
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