高まる健康志向　出店増加中のジムは定着する？

北山通沿いに収益ビルを保有するO様から、テナントが退去するため次の入居者を探して欲しいと連絡をいただきました。

Ｏ様と打ち合わせを済ませたあと、スケルトン工事をして、ビルを募集しています。

以前耳鼻咽喉のクリニックが入居していた2階の区画が募集区画になり、こちらのビルは高松伸の設計で異風デザインが際立つ昭和62年建築のテナントビル。

地域ではよく知られた建築物です。

高松伸の設計した建物は、以前に比べ建て替えなどでその棟数を減らしていますが、約25年前に以前のビル所有者から現オーナーが購入されたものになります。

デザイン的に、店舗部分がエントランスより奥まった構造のため、通りから店舗は多少見えにくいです。

正直ビルを店舗目線でみると、デザイン先行と感じてしまいもったいないと思う部分もありますが、建物の味なのでそこはツッコんではいけませんよね。

スタンダードなビルには無い雰囲気があります。

大阪の同業者数社から「ジムのお客さんがいますが、どうですか」と、お問合せをいただいていますが、1階に女性向けのジムが入っているため、類似業種でお断りをしています。

地下鉄北山駅徒歩1分。

美容外科クリニックや、設計事務所によさそうです。

ご興味のある方は資料をお送りいたしますのでお気軽にご連絡ください。

近頃小さいものも、大きいものも、ジムが増えました。

ビルの隣にも、3ヶ月前にチョコザップが開店しました。

しかしジム同士の競争も激しくなっていますが今のところ撤退はさほど見かけません。

ジムは、幽霊部員ならぬ幽霊会員が一定数いるようで、入会後に1.2度利用しただけで、結果的に通うことなく月会費だけ毎月支払っているということがよくあるそうです。

見ていて利用客が少ないと思っても、意外に売上がでているもの。

僕の友達にも、決意表明とともに入会登録をして、次会ったときには体に変化がみられず、しらじらしい顔をしている友達がいます。

チョコザップのような無人ジムの登場で、ランニングコストを抑えたお店も増えましたが、そういったお店だと、未経験で興味のある人は、心理的、金銭的な入会障壁がはるかにさがったのではないでしょうか。

僕自身、月8,000円では、お金だけ支払って利用しないのは絶対に避けなければならないという不安感がすごく、入会に至らないネガティブな謎の制御があります。

しかし、月3,000円程度なら、今月忙しくていけなかった・・というのは、許され得る。むしろその金額なら先に決意（入会）することが大事ではないかという謎のポジティブ思考回路になり、入会について一瞬考えてしまいました。

ぼくの性格上その程度のメンタルで入会すれば、成績優秀な幽霊会員になることは確実。

便利な口座引落で支払いは滞ることなく、肉体に刺激をあたえることもないまま、どこどこまでも続く固定経費。

違和感なくイメージできてしまいますので、結局は本人のやる気次第。

意思の固さが重要です。

結局ジム通いはしばらく先になりそうです。