コロナ禍で観光客の消えた京都

コロナ禍で観光客の消えた京都

今日は四条河原町へ、店舗のご案内へいってきました。
その道すがら、三条通や寺町京極商店街の営業状況などをぶらぶらと見学。

お昼の三時ごろですけど、哀愁漂うほど、人がいません。
緊急事態宣言のでている中ですから仕方ありませんね。

しかし、GW明けてからは少数ですが開けてるテナントがわずかに増えましたね。
今日通っている感じでは、1割程度は歩く人も増えた気がします。

三条名店街

ドラッグストアの退店情報が目立ってきました。

三条通と寺町商店街の角地にある、こちらのドラッグも退店予定。

ドラッグストア

こちらも閉店。

大家さんからの相談が増えました。

テナントから賃料についての切実な減額依頼、大家さんからはアドバイスを求めるご連絡を頂戴します。
管理しているところからも、そうでないところからも。

ひとつはっきりいえることは戦後最大級の大災害。
外食産業ならびにショップは、人が出歩くことが前提です。
モノも人も動きが止まった状態が長引けばやっていけるはずがありません。
もとより成り立たない商売ですから。

一地方ではなく全国規模、世界規模ですから、地震災害の多い日本の商売人も経験したことのないことででしょう。

助け合いをしなければ、どうしようもないと思います。しかし、大家さんも個人の方がほとんどであり、経営者。
財布事情によるのはテナントと同じですからね。対応は様々になるのも無理ありませんしテナントにも理解して欲しいと願います。

コロナ禍が京都のテナント家賃相場に及ぼす影響

その中でも、よく頂くご質問が今後の話。
個人的な見解では、コロナ禍が京都のテナント家賃相場に及ぼす影響は、全国的にみても非常に大きいと考えます。
最近の地価上昇や家賃上昇傾向は、インバウンドによる影響を大きく受けていて京都は特にウェイトがそちらに寄っています。

観光客がいつ戻るか?
国内観光客の戻りは、収束がはやければある程度早いかもしれません。
そのため、地元民を対象にしたお店や、ビジネス街、国内旅行者の需要がメインのところから力を取り戻すだろうと思います。

ただ、外国人観光客の戻りには相当期間かかるという見立てをしていて、テナントさんと話していても大勢の見方という感じです。
(あくまで現状で考える所見です)

中国人観光客をはじめとする、外国人の購買欲は京都の消費を大きく底上げしてきました。
そして、その消費を見込んだ賃料設定は、エリアも物件も京都は他府県に比べて多いですから、より影響を受けるという考えをしています。

中心部のドラッグストアの退店が多くなるのも理解できます。
ドラッグストアに限らず、インバウンドの集客を期待する店舗への余波は緊急事態宣言後も続くのではないでしょうか。

外国人の完全解除があって、元の状態に戻らないとインバウンド向けの業種を想定した物件では多くの物件で借りたくても家賃が払えない、見合わないということになりそうです。
以前の、外国人旅行者がたくさんいる状態。それが今の京都の家賃設定標準です。

外国人を除いた状態で、自国民の消費でどれだけ売れるか。その期間がどれくらいかの読み。

以前までの状態を指標とした家賃設定をテナントが耐えられるのか。
大家さんとテナントさんの読みが近ければ、折り合いもつくでしょう。

相場は表面的なところ以外で柔軟になっても、当面は多くの物件で大家さんが希望する賃料とテナントが希望する賃料で乖離がでるのかなと思います。