老朽化した危険家屋
盆休み前のことですが、知り合いの不動産屋からひどく老朽化した建物があるため、近いうちに解体屋を紹介して欲しいと相談されていました。
次の連絡をまっていたところ、盆明けに様子が一変。
一部が崩れ近隣に迷惑がでたようで、急ぎで紹介して欲しいと再連絡がありました。
上京区の現地へ解体屋と同行すると、崩れた2階の屋根が隣のアパート敷地へ落下していました。
先日の盆終わりに襲来した台風7号で飛んだようです。
幸い負傷者はでませんでしたが、人にあたってでもしていたら大惨事でした。
今日は予定していた落下した残骸の回収と、解体屋がもってきた長梯子を屋根にかけ、今にも落ちそうな落下予備群を予め取り除きます。
応急処置でできるところまでしましたが、建物を改めてみると凄まじい劣化具合です。
近隣住民や落下した敷地の地主さんが不安げな顔をされる中、回収と掃除を済ませます。
2階にある7号室をのぞくと屋根がまるまる飛んでしまってありませんでした。
今回の台風以前にすでに屋根は飛ばされていて、近隣住民は長らくこの放置建物に悩まされていたみたいです。
屋根が飛んだ以降劣化はみるみる内に進んだという話もききました。
所有者不明などで放置された危険家屋が京都市だけでも相当な数があるといいます。
かわいそうなのは、建物や地域で過去取引が多く、昔の縁で呼ばれたほぼ無関係の不動産屋Y氏かもしれません。
行政から頼られ、近隣住民を考えると無視もできないため問題の相談にのっているようです。
危険家屋で困る地域住民が増加中とききますが、その一例です。