金色の…
いしや~きいも~。おいも。
どこからともなく音が聞こえるようになると、一番大きくなったタイミングで近くにとまり、挑発をはじめだす。
11月にはいって石焼き芋の移動販売車両が市中をまわりだしました。
「今いかなければ後悔するのでは」
気が付くと、掴める距離の小銭を探してしまいます。
移動販売車両を見る機会も減少しているなか、久しぶりに遭遇し、400gに満たない芋を選び包んでもらいました。
450円。
移動販売の芋はつい手に入れたくなる魅力があります。
芋カーで京都市内をいつからまわりだしたか尋ねると、2週間前からとのこと。
この車で京都市全域を周回するなら、次会うタイミングないかもね?
とたずねると、X(旧Twitter)Xでルート予定と時間を発信しているのだそう。
なのでXを見て欲しいといわれました。
芋販売もIT化だ。
しかし、食べながら考えてみたが生きていると十分合理的な生き方を押し付けられているので、芋くらい非合理に手にいれたい。
Xを選択する人がいるのもいいと思うが、自分にとって移動販売の芋はその刹那的な出没が魅力である。
この芋に会えたのは奇跡だ。運命だ。
ラッキーだ。
たまたまだ。
そう思いたい。