不動産屋を、物件数で選んでしまいそうなときに読む話

FOR OWNERS

不動産会社は、
「物件掲載数の多さ」で選ばないほうがいい

たくさん載せている会社が、
いちばん丁寧に見てくれるとは限りません。
京都で店舗を貸す立場から考える、仲介会社の見極め方をまとめました。

「物件数が多いから安心そう」
「駅前にあるし、よく見かけるから任せやすそう」

そう感じるのは自然です。
ただ、店舗物件の募集は、住居とは少し事情が違います。

たくさん広告を出していることと、その物件を本気で見てくれることは、必ずしも同じではありません。

掲載件数は、努力の量ではあっても、
優先順位の高さとは限らない

不動産会社のホームページを見ていると、何百件、何千件と物件が並んでいることがあります。 でも、それだけで「この会社なら安心」と判断するのは、少し早いかもしれません。

事業用物件の情報は、仕組み上、複数の会社が同じ物件を取り扱えることも多く、 広告掲載そのものは、やろうと思えば増やせます。 つまり、掲載数の多さ=その会社だけの強みとは言い切れません。

むしろ大事なのは、その会社が誰との関係を軸に仕事をしているかです。

借りたい人を集める会社と、
貸したい人の相談に乗る会社は、動き方が違う

たとえば、借主側の反響をたくさん集めることが主な営業スタイルの会社は、 どうしても「問い合わせ数」「案内件数」「成約スピード」が重視されやすくなります。

そのやり方自体が悪いわけではありません。けれど、 物件ごとの背景や、家主さまの考え、地域との相性まで深く見ようとすると、 どうしても手間も時間もかかります。

一方で、家主さまや地主さまとの関係をベースに仕事をしている会社は、 派手な掲載数には出にくくても、ひとつひとつの募集を丁寧に見ていることがあります。

こんな違和感があれば、少し立ち止まってもいい

・やたらと契約を急がせる
物件そのものより、「早く決めること」が優先されている可能性があります。

・値下げの話が早すぎる
募集条件の整理より先に値下げを勧めてくる場合、動かしやすさだけで判断されていることがあります。

・担当者がよく変わる
物件ごとの背景や、これまでの経緯が引き継がれにくくなります。

・話を聞くより、掲載や反響の数ばかりを強調する
その会社の都合に、募集が引っぱられていないか見てみてもいいと思います。

家主さまが見るべきなのは、
「どれだけ載せているか」より「どう向き合うか」

店舗物件は、空いている区画をただ埋めればいいわけではありません。 どんな使い方をしてほしいか、近隣との関係はどうか、建物との相性はどうか。 そういうことまで含めて考えたほうが、あとで無理が出にくいです。

だからこそ、不動産会社を選ぶときは、 物件掲載数の多さよりも、 その会社がこちらの話をどれだけ聞いてくれるか募集の考え方を言葉で説明してくれるか評判や実績に芯があるかを見たほうがいいと思います。

数ではなく、向き合い方。
そこに、募集の質の差が出ます。

PRIORITY’S VIEW

店を埋めるための募集と、
建物に合う借主を探す募集は、似ているようで少し違います。

僕は、店舗募集は「早く決めること」だけを目標にしないほうがいいと思っています。
その場所で何が続くのか。誰なら無理がないのか。
そういう視点まで持って募集したほうが、結果として建物にも街にも自然です。

京都で店舗物件の募集を相談するときに、
確認しておきたいこと

  • 募集条件の考え方を、きちんと説明してくれるか
  • 値下げ以外の提案を持っているか
  • 地域や通りの空気を踏まえて話してくれるか
  • 実際の管理・仲介の経験があるか
  • 家主さまの意向を、借主側に丁寧に伝えられるか

店舗募集の進め方を、あらためて整理したい方へ

いま依頼している会社で良いのか迷っている方も、
これから募集を始める方も、まずは状況を聞かせてください。
派手な話ではなく、いまの建物と条件に合わせて、落ち着いて整理します。

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