観光地の物件はなぜ市場に出ないのか

KYOTO TOURISM & SHOP MAKING

観光地の物件はなぜ市場に出ないのか

京都の観光地で店を探している方から、よく聞く言葉があります。
「いい物件があったら紹介してください」

ただ実際には、観光地の店舗物件は一般募集として出てくることがそれほど多くありません。

そして、もし市場に出てきたとしても、比較的早い段階で決まることが少なくありません。

「いい場所が出たらすぐ決まる」
観光地の物件には、そんな印象を持っている方も多いのではないでしょうか。

観光地はそもそも物件の数が多くありません

まず大きな理由は、物件の数自体がそれほど多くないことです。

観光地では同じ場所で長く商売を続ける店も多く、10年、20年と営業している店舗も珍しくありません。

そのため、そもそも空きが出ること自体が多くありません。

紹介で次の店が決まることもあります

観光地の店舗では、空きが出たときに紹介で次の店が決まることがあります。

長く商売をしてきた店が区切りを迎えたとき、知り合いや関係者の紹介で次の店が決まる。

そうした流れは、京都の観光地では珍しいことではありません。

そのため、一般募集として市場に出る前に決まっている物件もあります。

観光地では「人」が大きな要素になります

観光地の店舗では、条件だけで店が決まるわけではありません。

この場所なら、この人の店が合いそう。

そんな判断で店が決まることもあります。

観光地では、店そのものが街の景色の一部になるからです。

条件だけでは見えてこない世界があります

観光地の物件は、広さや賃料だけで判断できるものではありません。

その場所の空気、通りの流れ、街との相性。

そうした要素が重なったときに、はじめて店が生まれることがあります。

京都で、お店が生まれる前夜。

観光地の物件は、そんな静かなタイミングで動くことも少なくありません。